削除依頼の「書き方・例文」ガイド

 うまい文章を書く必要はありません。伝えるための最低限の形を紹介します。

まずは「権利侵害」の種類を選ぼう

削除依頼フォームには、「どのような権利が侵害されたか」を選択・記入する欄があります。法的な分類は難しいですが、一般的には以下のように使い分けます。

  • 名誉毀損(めいよきそん): 「前科がある」「不倫している」など、事実(または嘘)を適示して、あなたの社会的評価(世間からの評判)を低下させる書き込み。
  • プライバシー侵害: 住所、電話番号、病歴、家族の写真など、私生活上の事実で、公開されたくない情報が晒された場合。
  • 侮辱(ぶじょく): 事実を示さずに、「バカ」「死ね」などの汚い言葉で公然と他人を見下す書き込み。

名誉毀損(めいよきそん)と侮辱(ぶじょく)のちがい
 具体的だと名誉毀損で抽象的な悪口は侮辱です。

「侵害された理由」の書き方(テンプレート)

 多くのフォームでは、「なぜ権利侵害と言えるのか」の説明を求められます。感情的に「腹が立つ」と書くのではなく、客観的な事実を伝えましょう。

【名誉毀損の例】
「対象となる投稿は、私が〇〇という犯罪行為を行ったと記載していますが、そのような事実は一切ありません。この書き込みにより、私の社会的評価が著しく低下しています。」

【プライバシー侵害の例】
「対象となる投稿には、私の自宅住所と顔写真が無断で掲載されています。これらは私生活上の事実であり、公開されることで平穏な生活が脅かされています。」

証拠の添付を忘れずに

投稿内容のスクリーンショットだけでなく、「URL」と「投稿日時」が分かる資料が必要です。URLが不明だと、サイト側が投稿を特定できず、削除が進まない原因になります。

個別のサイト(掲示板など)には「自動削除申請フォーム」が存在し、メールアドレス、URL、削除対象番号を入力して処理される形式のものもあります。

代表的なSNSと削除申請関連のリンク

 アイコンをクリックすると削除申請関連ページにリンクします。

【根拠】

削除請求の実務において、「侵害されたとする権利」の選択(名誉権、プライバシー権など)と、「権利が侵害されたとする理由」の記述(社会的評価の低下やプライバシーの範囲の説明)が最も重要であるとされています。

総務省の資料でも、削除依頼の方法として、該当する投稿のURLやアドレスを控えること、投稿画面の保存が重要であることが示されています。

▪ 「本サービスは弁護士による法律相談ではありません」
▪ 「削除の成功を保証するものではありません」
▪ 「個別の法的判断が必要な場合は、弁護士または法テラス等にご相談ください」

出典 第二東京弁護士会「ネット中傷対策実務の基礎(前編)」

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